気楽に買ったORANGE micro terrorから個人的にヘッドブームが到来してしまって、もう色々調べまくって、結局「4万円でこれってメチャクチャええやん!」ってなって買ってしまった。
本当はORANGEの#4 Jim Root Terrorを狙ってて、しばらくは手が出ないなぁとか思ってたんですけど、ANGRAのキコも大好きだし、Freak Kitchenのマティアスも大好きだし、KILLSWITCH ENGAGEのお二人も好きなんで、もうドンピシャだったんですよ。
特に後者2バンドはギターもCaparisonなので(KsEのアダム先生は最近ウルフギャング中心ポイけど)影響受けまくりなのがバレバレw。
とまぁとにかく好きなプレイヤーが使ってるレイニー、なぜ今まで興味を持たなかったのが不思議なくらいで…。
しかもこのIRT-STUDIO、ラックサイズなのに3chでブースター付き、でさらにヘッドフォンOut、AUX In、FXループ付き、キャビネット・シミュレーター/ダミーロード搭載かつUSB端子付きでPCとの連携もバッチリという、もう盛り過ぎなくらいの多機能ぶり。
逆に多機能過ぎて買うのに躊躇したくらいですよw。
少しわけの分からない単語も出てきたので、ちょっと解説していきます。
上の画像の上段がクリーン/リズムチャンネルになっていて、
クリーン時は緑のLEDの左のボリュームとEQの3つのノブが効きます。
リズムに切り替えると、緑のLEDの右のゲインとEQ3つ、それと一番右のボリュームが効きます。
つまりこのチャンネルはクリーンとリズムでEQが共通になります。
クリーンとリードでは若干音色と音量が違うようで、リードの方がやや音量が高めでドンシャリ気味に感じます。
ちなみにEQはそれぞれプル(引っ張ること)でscoop(スクープ)されたEQに切り替わります。
これが動画では分かり辛いんですが凄く使いやすい、というか良い感じに効きます。
あとEQ部分が動画やレヴュー見たりでかなり心配な部分だったんですけど、触ってみても一瞬「おや?変わった?」ってくらい露骨な変化がないんですけど、実はかなり変化してるんですよ。
なんていうかEQの効き方が違和感なくジワっと効いてくる感じ。
スクープとの組み合わせでかなり幅広く音を作り込めますよ。
チャンネル切り替えは左の2つ、LEADとCLEANの組み合わせで行います。
ともに消灯している時がRHYTHMになりCLEANのみ点灯時にクリーンチャンネル、LEAD点灯時にリードチャンネルになります。
リード点灯時はCLEANのOnOffは関係なくリードになります。
なのでリード点灯時にCLEANのOnOffを選択しておけば「リードからクリーン、リードからリズム」の選択ができます。
ブーストは全チャンネルに効きます。
DYNAMICSは低音の歯切れの良さをコントロールするようですが、まだこのツマミの効果を実感しきれてないですw。
スタジオで爆音で出してみたらもっと分かるかもしれません。
レイニーと言ったら歯切れのいいサウンドが特徴ですもんね、恐らくこのツマミの使い方がポイントになってくるはず。
TONEはもう最高ですね。
こういう配慮が有りがたい。
ヘッドフォンで出すときとPAから出す時でいちいちEQを弄らないでもこのツマミで好みのトーンに素早く変えられます。
REVERBも有りがたい。
ちょっとかけるだけでも十分効果が出るし、いちいち外部FXを追加になくていいのは本当に助かる。
続いてリアパネル。
D.I.でXLR出力できます。
隣のEMULATIONスイッチでキャビネット・シミュレーターのオンオフが出来ます。
このスイッチはD.I.からの出力時にのみ効くようです。
ヘッドフォンからの出力時は常にキャビネット・シミュレーターはONになります。
ダミーロードは、通常アンプヘッドはキャビネットに接続しないと使えないようにできていますが、キャビネットに繋がないでも使えるようにするシステムです。
これがないアンプ(特にパワーに真空管を用いてるもの)でキャビネットを使わないと、無制限に出力が吸い出され暴走してしまいますので注意してください。
まだ試してはいないんですが、USBでPCのDAWソフトと連携するとリアンプが出来るようです
この辺りがスタジオ機として優れてる点だと思います。
PHONESでヘッドフォン出力、AUX(オグジュアリー)でiPhone等MP3プレイヤー入力が可能なので練習もできます。
FX LOOPで外部エフェクターのセンドリが出来ます。
-0dBがあるのも良いですね。
歪みの後に接続したいエフェクター、例えばデイレイなんかはここに接続します。
小型でFX LOOP付きも探していたのでこれもポイント高いです。
とまぁここまでつらつらと書いてきましたが、ようはこの機種、何が言いたいのかというと、つまり、「スタジオ練習からライブ、個人練習、レコーディング、全ての環境で完璧に機能するように作られている」ということです。
ザ・万能を絵にかいたような機種です。
それでいて音屋で税込 40,824円とか安すぎる。
上でちょこっと書いた、多機能ゆえの不安があったのは「多機能は壊れやすい」と個人的に思っているからです。
しかし、本体が届いて一安心。
かなり頑丈に作られています。
プルのツマミくらいですね弱そうなのはw。
それともう一つの不安だった点「ケースにスイッチ、ケーブルは入るのか?」も大丈夫でした。
すっぽりですw。
本体もジャストフィット。
やや貧弱なケースですがまぁ良いか。
ちなみに、電源を入れるとこんな感じ。
LEDで赤く光っててカッコいい。
発熱もなかなかのもの。
もう機材殆んどこれ一個で行けますよ。
エフェクターも揺らしだけ何か一つ持っていけば良いかなって感じ。
てかエフェクターボード持っていきたくねー(本音)。
音に関してはまた暫く使ってみてから改めたいと思いますが。
クリーン最高ですね、歪みのタイトでモダンな感じ、まさにキコ系のあのサウンドですよ。
全体に良い感じのコンプ感とタイトさ、ノイズはそれほど気にはならないです。
音はこれが一番分かりやすいかな。
英語版の取説もあからさまにIbanezのギターだったし、LANEY+Ibanezがやはり鉄板なのか?。
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