2013年12月6日金曜日

エレキギター弦 DADDARIO ( ダダリオ )

久しぶりにSIT以外の弦でも使ってみるかと、珍しくDADDARIOを買ってみました



左がいつも使ってるSITで真ん中がダダリオのPRO RTEELS、左が同じくダダのNICKEL WOUND
ゲージはすべて一緒で1弦から .009 .011 .016 .014 .032 .042です

SITについてはちょっと前に書いたので
http://syozzy.blogspot.jp/2013/09/sit-strings.htmlを参照してください

で、今回張り替えたのは一番左のDADDARIO NICKEL WOUND EXL120
ダダの一番手頃に手に入るやつですね

まず張り替えてチューニングする段階で「おや、弦が硬いぞ」って印象
張り終えて生音でちょっと試してみて「むむ、やはり硬いし、ちょっと痛いかも」って感じ

なんとなく弦全体にバリがあるようなタッチ感で指先に変な刺激がありますね
音自体は芯が太くて良さげ


アンプにつないで歪をかけてびっくり
全然歪まないですねこいつは

全体的に倍音が足りなくて芯の強さだけが強調された感じ、チョップ&ベンドで弾いたときのジョワってした粘りがでないですね
その代りアタックの反応が抜群に良いのでクリーン~クランチでのカッティングが超気持ちいい

粒もこじんまりと纏まっていて、悪く言うと伸び(サステインではなく)がなくソロには不向きだけど、よく言うとタイトで歯切れが良い


正直俺の使い方には全然合わないので「大失敗」って感じなのですがバンキングやカッティング中心な方にはおすすめだと思いますよ
逆にそういった使い方ではSITだとパリっとはするけど腰も太さとタイトさに欠けるので不向きではありそうですね

あと、とにかく倍音が少なめで音が暴れないので、ピッキングへの反応が鈍いのと、音量が出ない感じですね
フルパワーで弾いてるのに気持ちよくスカッとした音が出ないんですよ、ちょっと物足りないですね

まぁ安い弦なのでこんなものなのでしょう


しばらくしたら今度は真ん中のPRO RTEELSを張ってみるので100円くらいの違いがどう出るのか楽しみです


2013年11月14日木曜日

BOSS Metal Zone MT-2  その2 珍品か?

3年ほどにBOSS MT-2 (メタルゾーン)について書いたことがあったんだけど、実はこのとき綺麗に映らないように写真に撮っていたんです

http://syozzy.blogspot.jp/2010/07/boss-metal-zone-mt-2.html
この記事です

なぜなら、この個体良く見るとちょっと、いやかなり変だからです





MT-2持ってる方やエフェクターについてある程度知識のある方はピンとくると思うのですが、パッとみそれほど違和感ないもので、中古屋で見つけたとき試奏するまで気づきませんでした…



んでこれが本物ってか通常販売されているものです
難易度の低い間違い探しのようですねw
色合いはスルーで

そうパラメーター表示のプレートが違うのです
歪みエフェクターなのにGAINやDIST表示がないし、BOSSには珍しいLEVEL表示が右側
でもこれ表示が違うだけで中身は普通なんですよ、普通のMT-2と一緒でDIST EQUALIZER DISTの順なので操作がしづらいことw


で気になるのがこのプレートがどの機種のものかってところ
これ見ただけで分かる人はBOSS博士かも
俺は分かりませんでしたwてか考えることすらしなかったです怠慢です


何年も寝かせたまま今月12日、ついにBOSSさんに問い合わせしました

口頭でのやり取りのみだったのでちょっと時間かかりましたが、パラメーター表示が正確に伝わったところですぐ答えが出ました、さすが社員さん


これ、BOSS Parametric Equqlizer PQ-4 です
生産時期も被っているようなので、恐らく製造過程でPQ-4のプレートが混ざりこんだのではないかってことです
勿論、中古なのでどういった経緯があるか完全にわからないのですが、例えばPQ-4からプレートを外して付け直すとか考えられますが社員さんもプレートを綺麗に外せないのではとのことと、そんな苦労をわざわざするのかってことで

もうほぼ製造ミスの個体ってことではないでしょうかね


こういったミス商品てどのくらい存在するんでしょうか?
BOSS社員さんもびっくりの珍品なようですね



3年前はちょっと心配もあってこのことはスルーしてたんですが、今回ちゃんと確認もとれて、しかもブログにも書いて大丈夫と言ってもらえたので3年越しの正式公開が実現しました
対応も素晴らしかったBOSSさんに感謝です



2013年11月1日金曜日

クイックル ワイパー ハンディ

良いですねこれw

1つ試しに買ってみたら大ハマりしてしまいました
既に伸縮タイプ1つと普通の3つと順調に増殖中
各部屋に1つと各車に1つずつ置きたいですねぇ

これ何が良いかというとちょっと触るだけでスッと埃が取れてしかもまきちらない
掃除機と併用することもないので夜中でも気楽にひと拭き

ここで楽器の話になると
ギターって特に弦の下に埃がたまりしかも取りづらいんですよね
ある程度は取れるんですけど2~3週間目なんかになると「もうそろそろ弦張り替えるしその時でいいや」ってなるんですよ
んでメーカーもそれが分かってるのでメンテナンスグッツいろいろ出している様なんですけどこれがイマイチ欲しいものがない

そこでこれクイックルワイパー ハンディ
多分これ1つで弦張替えしないで殆んどの埃が瞬時にして取れるんじゃないかな
ギター沢山所持している人も毎日の掃除が楽になると思いますよ

そうそう、あと良かったのがミキサー卓の掃除ですね
これは画期的!
ミキサーはツマミが多くて隙間も小さいからクロスで拭くのにも限界があるんですよね
実際、これ買いに行く前にちょっと時間かけて丁寧にやったんですけどやはり取りきれず、これを買ってきて数秒、本当にわずか数秒で新品みたいに綺麗になりました、ビックリ

なのでエフェクターのツマミの埃なんかもセッティングを狂わすことなくサッと掃除出来るんじゃないかな

これからのバンドマンの必須アイテムになるかもねw
よしエフェクターボードにも1つ入れて置くか


ちょっと気になる点は、あまりに取れすぎるんでなんか薬品使ってると思うんですよね
この薬が弦や塗装に変な影響がなければ良いんだけどね





2013年10月25日金曜日

DREAM THEATER Live at Luna Park 2012

買いましたよ




















本編160分におまけ71分の超てんこ盛り、見切るのにちょっと時間かかりましたよ
三週くらい見ましたけどね

今回はなんと言っても新加入ドラマー=マイク・マンジーニの映像初お披露目ですからね
ろちろんマンジーニのソロを見るのが一番楽しみでした
んでそれを分かってるペトルーシ、ライブ6曲やったところで早々の位置にドラムソロを配置のセットリスト、最高です、もう脳内が見透かされてた感じ

個人的な感想としてまず、マンジーニになって音が抜群に良くなったと思いました
ドラムの音量や低域の配分が以前より明らかに良くなったおかけでギターやベース、キーボードとの棲み分けが良くなりすっきり
良くも悪くもポートノイは自己主張が強かったからこの辺りは正直なことろ良い改善点になったと思います、人によってはパワー不足に感じるかもですが…
まぁその分ギターがしっかり低域を出してパワフルに埋めてますね
ギタリストにとって理想的な音作りだと思います、これはバンド全体で作らないと絶対に無理な高度な音作りで聴いててうっとりしてしまいます

それにしてもキーボードのジョーダン・ルーデスがまた最高ですね
ほぼKORGのKRONOS1台であらゆるサウンドを瞬時に切り替えバンドサウンドをググッとモダンかつセンスフルに彩って素晴らしいの一言です、特にピアノの音が良いですね
もうちょっと音量バランス大きくても良かったかなーってとこが勿体なかった
あとiPadが非常によかったですね、音は勿論として視覚効果も抜群、サウンド/ビジュアルともにいいエフェクト効果(重言w)がありました
ショルキーも見どころでしたねぇ、まさかのショルキー背弾き!
こんなにクールなキーボード見たことない!もの凄いサービス精神のある本当に素晴らしいプレイヤーです

メンバー全員について細かく書きたいものですがあまりに良すぎてとても書ききれないので、この盤は是非買って何度も見返してもらいたいです



素晴らしい出来に今後が楽しみ半分、もう誰も辞めないで欲しいと切実に思いながらの不安半分のドリムシのライブディスクでした





2013年10月22日火曜日

コンパクトエフェクターの小型化

これまでのコンパクトエフェクター(ストンプボックス)の筐体サイズはいわゆるボスコンサイズ、MXRサイズ、その他(もろもろのタイプ)が主流でこのMXRサイズ最小型のスタンダード的な扱いでした


そのこに近年のブティックブームの雄XoticのEP Boosterが名乗りを上げました

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そのXoticからそのほかに、このEPサイズでコンプレッサーとオーバードライブが出てます
コンプはこれまでノブが1だったのに対して標準的なサイズで2つとさらにトグルスイッチまでついて「おぉすげぇな、詰め込んだなぁ」感が大いにあり、見た目的にもグットでした


しかしXoticの進化は止まらなかった、オーバードライブの SL Driveは本当にすごい(音の話はおいといて)
標準的なサイズのノブを2つ(DRIVEとTONE)と小型サイズのノブ1つ(VOLUME)、さらに底蓋開けて内部に4つのDIPスイッチ(歪みのキャラが大きく変えられそう)ついてなおかつ電池が入る
(いろいろ付いてき過ぎてジャ○ネットみたいなっとるw)

凄い!凄すぎる小型化!


音もXoticらしく太くハリがあるでも硬すぎずの良い感じ



んでそのXotic EPサイズで商品展開したのが中国ブランドのMOOER
とにかく安く小さく1通り揃ってるの三拍子、しかも中身が既存名機のコピー(?)
まぁ本物買う前に1つためしに…なんて人もいるだろうし、あるいは本物持ってるけどボード軽量化のために…なんて人もいるでしょう
非常に商売上手なやり方ですね

個人的には常時オンとのゲートとか逆にたまにしか使わないオートワウなんかは欲しいかも







でこれよりさらに小さいのがHOTONE(ホットトーン)2013年に出来たばかりのブランドらしい
デザインが変わってて可愛い
これもMOOER同様いきなり欲しいところ(必要なところ)の種類を網羅されてるので揃えるのが楽しそう


BOSS BD-2のコピー(?)




そして極め付けがこれ

Henretta Engineering 

上2つからみるとちょっと割高だけど、とにかく小さい、ノブもなしで踏み易そう
シンプル&カラフルで部屋に置いてあってもシャレオツ!
ノブはないけど内部トリマで調整可能
MOOERのオートワウが良いかなとか思ってたけどオートワウこそこれが良いような気がしてきましたw


俺にもEP小さいな~とか思っていた時期がありましたよ
技術革新は常に起こっている
次はどんなサイズのエフェクターが出るのだろうか
シールドのプラグサイズとかなったら流石に笑いそうw

小型化は日本のお家芸、頑張って欲しいね



あぁZOOMのMSシリーズは世界最小のマルチでしたね




2013年10月16日水曜日

Kiko Loureiro IbanezとTagima、ESP比較

キコがIbanezとエンドース契約したのにはびっくりした方も多いでしょうけど、まぁ歴代のTagima、ESPを考えたらある意味当然ていえば当然な結果のようでもありますね
ZOOMとも契約してシグネイチュアのG1、G2出してるし
キコが日本びいきなのは本当に嬉しいね

それでNAMM showのとかとかいろいろ動画漁ってみたけどこれが一番好き、ちょっと長いけど
公式映像じゃないから音も映像もあれだけど、良く撮れてると思う
あと、ファンの熱狂ぶりも良い



これ見るとこのIbanez、非常に良いと思う
Tagimaは中高音に寄った独特なライトに纏まったサウンドで、良くも悪くもオモチャっぽい感じでこれまでのキコサウンドを支えてきたけど、Ibanezは低音、高音ともにしっかり出てて音伸びもよくかなりリッチなサウンド
芯の太さもバッチリなんでより音楽的になった印象があるかな
センターのピックアップのせいかなんだかまだ弾きなれてない感じはあるけどロングトーンやチョーキング、ビブラートのストレスは全く感じさせない良い演奏です

キコってライブは結構ラフに弾いて、人によっては評価が下がるところでもあるんだけど、この演奏はからはそんなの微塵も感じないですね
少なくともフィンガリングはかなり相性いい出来なんじゃないかと思う

TagimaでEscapingを演奏するキコ

この動画の見どころは何気にベースのフェリペにあると思う
キコの曲作りは3ピースに合わせていないので正直この編成はキツい
でもそこでフェリペが何気に、異常に、手数を増やして下支えしてる

でギターサウンドに話を戻すと、やっぱりちょっと音のレンジが狭いのがもったいない感じがする
ANGRAのバンドアンサンブルならその方がむしろ良いんだろうけど、3ピースならもうちょっとギターがレンジと広くとってもいいと思うし空間も埋めて欲しいかな
キコのタイトさが逆にあだになってる感じ



ESPでNo Gravity を演奏するキコ


Tagimaよりはリッチな高次倍音で煌びやかであるけど少し硬すぎる芯の回りに纏わりつくような歪み
音抜けはよくて伸びなかなか良い、でも全体的に弾き辛さが出過ぎてリスナーにもちょっとストレス与えてますね
上の方で書いた「キコってライブは結構ラフに弾いて、人によっては評価が下がるところでもあるんだけど」はまさにこの時期に多い

恐らくだけどESPの音の芯の硬さはあくまでも聴覚的なことなんだけど、相当フィンガリング、ピッキングともに影響を与えていると思う
音の硬さ=弦の硬さ ではないのですが、耳からの情報の影響はかなり出ます
音が硬いとどうしても弦も硬く感じたりして、これは単純にゲージを下げても解決しないので音作りで解決するしかないけど、キコの好みの歪み方と歪み量だとこれがベストだったんでしょうね
つまりESPとは相性が悪かったとしか言わざるが得ないです


総評すると、IbanezはTagimaとESPの良いとこ集められている感じ
TagimaよりリッチなサウンドかつESPより弾きやすい
ESPのようなサンドでTagimaのように弾きやすい
デザイン面はまぁ普通になったかなwその辺Tagimaは個性的でよかったね

キコの今後の活動が楽しみになってきますな


ぜひIbanezとは長い付き合いになって欲しいです
はたまたCaparisonに鞍替えもあり…か?



おまけ


Suhrを使うキコ

ミッドに寄った独特なオモチャ感のあるサウンド
ガスリー意識したのかな、これはこれでありなサウンド
BOSSのマルチで再現しやすそう




Tokai(?)のレスポールタイプでレコーディングするキコ

カッコいい!
パワフルで良い歪



ストラトタイプでレコーディングするキコ 0:55辺りから

上手過ぎて笑ったw




ライブでZOOM G2.1KLを使用するキコ

てか、ワウもワーミーもなしのかなりシンプルセッティング



キコシグネイチュアのZOOM G2.1KL






2014/02/26追記

年末にキコ本人の解説動画がうpされてたんですね
うん、やっぱりいい感じですね~これ





2014/6/20さらに追記

4月にも本人の解説動画がうpされてたようでw
上のと一緒に撮ったようだけど、なんで4か月もあとにうpしたんだろう?

この動画ではピックアップセレクターとタップでの音の違うを実演してくれてます
しかしクリーンの音がめちゃ良いなぁ





あとこの動画を見てて思い出してんですが、キコってクロサワ楽器のStafford(スタッフォード)ってブランドも使ってましたよね
アルミボディの雷神(の方だったかな)とシグネイチュアの何とかバード(名前が思い出せない…)
ANGRAの相方ラファエルはずっとレスポールでキコはストラト・タイプってイメージあるけど、あのころ(3作目くらいかな)はキコもレスポール・タイプも使てたんだよなぁ
とか思い出にふけってたら、最近ラファエルってヤマハのストラト・タイプ使ってんだよね
しかもエフェクターはBOSS GT-100とか
何かと日本と関わりが深くなってきてますな

2013年10月11日金曜日

1、ダイナミクス系

ダイナミクス系は音量を操作するエフェクターです
音楽ではダイナミクスとは「音の強弱」のこととして使われます
また、ダイナミクス・レンジは「音の強弱の幅」のことです

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ダイナミクス系のエフェクターには
  ・コンプレッサー 
  ・リミッター 
  ・ボリュームペダル
  ・クリーンブースター
  ・歪み(ひずみ) 
  ・トレモロ
などがあります

 
・コンプレッサーは音量を圧縮(コンプレッション)するエフェクターです
 
 楽器の発音はどうしてもアタックが強くしだいに小さくなり、またバラつきが出ます
 コンプレッサーをかけることでアッタックの音量を抑え込み全体の音量を持ち上げることで結果的に音の伸び(サステイン)が良くなり、アタックの音量差を取り除くことができます
 これにより小さく弾く表現(ピアノ)と強く弾く表現(フォルテ)感を残したまま聴覚的には全体の音量差が少なくなり、リスナーに与える音量差のストレスを軽減し、一般的に言われる「音圧」を出すことができます
 コンプなかかり具合にメーカーや機種によるさがあるので、わざとパコパコした音色を狙って使うこともあります







一定レベルを超えたら圧縮
上限にスペースができた分だけ音量アップが可能
結果的に減衰のレベルが上がるのでサステインが伸びたように聞こえる



・リミッターは一定以上の音量を抑え込むエフェクターです
 
 こちらは不用意に機械に過大な負荷がかからないようにするためのものなのでバッサリ落とされます
 機材・スピーカーを保護する目的で使用されるのでPAさんが使うのでギタリストが自らかけることは殆んどないと言ってもいいでしょう



・ボリュームペダルは足で音量をコントロールするためのものです
 
 一口に音量を変えると言っても「歪み」エフェクターの前後では役割がまるっきり変わってくるので注意が必要です


・クリーンブースターは音量をコントロールするペダルです

単純に音量を上げるものから、トーンをコントロールできるもの、多少ゲインが稼げるものなどあります
また、クリーンと言ってもただ単にギターの音色がそのまま通過するわけではないので、ギターのクリーンにアンプではできない味付けをし、かつバッファを通すことができます

バッファについて詳しくは→TB(トゥルー・バイパス)とバッファについて


・歪みエフェクターはダイナミクス系に分類されますが、特別に歪み系として分けることが多いです

 ロックギタリストが一番こだわりを持つ程、音作りに欠かせないエフェクターで数多く販売されています
また、歪みはいくつかの種類に細分化されています

歪みについて詳しくは→歪みエフェクターの種類


・トレモロは音量を上げ下げさせ音に揺らぎを与えます
 なのでモジュレーション系に分類する方もいます

 音量の変化の波形を操作ができるものがあり、急激に音量をオンオフしたり緩やかに揺らぎを与えたりできます


2013年10月6日日曜日

歪みエフェクターの種類

 歪みエフェクターの種類は、厳密にはその構造(回路)で分けられますが、音色にも違いがあるので耳でイメージ・判断する方が音楽的ではあると思います

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歪みの種類は大きく・オーバードライブ・ディストーション・ファズの3種類に分けられます

1、オーバードライブ
 
 歪み具合は一番軽く、クランチやブースターとして使用されます
 といっても一部もの凄く歪むものもあります

2、ディストーション
 
 一般的にイメージされる歪み
 そもそも歪みは英語でdistortionですしね
 このディストーションをさらに深く歪ませた・ハイゲインペダル・メタルディストーションもあります
 オーバードライブより歪まないものもあります


メタルディストーションの定番




3、ファズ
 
ディストーションより強い歪みを持っていますが独特なブリブリ、ブツブツ感があり歪みの粒が太いため聴覚的にはディストーションより歪みが少ないように感じる方が多いです



4、その他にBOSS OS-2のようにオーバードライブとディストーションがミックスできる変わり種もあります





・歪みについて
 もともとクリーンで演奏され比較的日陰者だったギターが一躍音楽のトップに上り詰めたのにはやはりこの歪みの発見・発明が大きいと思います
 一説にはスピーカーのコーン(音を振動させ発生させる部分)が破れたままライブをやったら思いのほか良かったとか、アンプに過大入力させたら歪みが発生した(オーバードライブ)等言われているようですが、恐らく前者の方だと思います
 何はともあれこの偶然発生した歪みを意図的に出そうと、さらにいい音で出そうとギタリスト達の奮闘が始まったわけです


 歪みの構造を簡単に説明すると、「これ以上入力してはダメです」ってポイントを低めに設定してそこにあえて過大に増幅させた音を無理やり流すことで滑らかな波形をカット(クリップ)し尖らせているのです



 数字的なイメージだと、例えばギターからの出力を10としたとき、ゲインツマミによって20まで持ち上げ(増幅)させておいて次の回路で15までに上限を制限してはみ出した5分がカット(クリップ)され歪みなるような感じです
なのでギターのボリュームを絞って1にした場合、ゲインツマミは今までと同じだった場合トータルで11までしか上がらないので歪みは発生せずクリーンになります
 ボリュームペダルやクリーンブースターでも可能で、歪みの前のボリュームペダル/クリーンブースターはゲイン調整ができ、歪みの後のボリュームペダル/クリーンブースターでは音量調整ができます

 
また、音量を上げなくてもあらかじめ歪めた音を送れば2重で歪むことになります




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